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執筆者の写真perugia japan

緊張感と解放感



アジリティー、基礎、ポゼッションを行いました。

基礎トレーニングは先週に引き続き

内容が難しいトレーニングでした。


トレーニングを構築していく時

2つの種類に分けて考えています。


❶シンプルな内容を深掘りする

❷意図的(強制的)に思考させる


❶は内容はシンプルで自由度は高く

瞬時に指摘して修正する能力が必要ですが

事前の準備は必要なく

その場で組み立てていくような感じです。

❷は思考しないとできない内容を作ることで

選手達に強制的に考えることを促し

同時にスキルアップを図ります。

事前に起こり得る現象を想定して

細かなオーガナイズが必要になります。


例えば今日のトレーニングだと

基礎が❷で、ポゼッションが❶に当たります。


特に❷をやる時には

上手く説明しないと

グダグダになることもあるので

選手達に事前情報として

①難しい→不安

②話を聞かないとできない→注意

③できたらすごい→やる気


この3つの『不安』『注意』『やる気』を上手く使うことで

自ら主体性を持って考えて行動させるようにしています。


これサッカーに限らずですが


「子供に理解できるわけがない」

「うちの子にはまだ早い」

そう勝手に大人が可能性を押さえつけていることが良くあります。


でもこの仕事をしていて

子供達と触れ合う中で感じるのは

大人が思っているより子供は天才だということ。

「誰も守ってくれない」

「自分でやるしかない」

という緊張感。


「失敗してもいい」

「自分の考えを否定されない」

という解放感。

この2つのバランスが調和した時

子供達は想像を超える能力を発揮し成長します。


トレーニングを作る時も

このトレーニングは低学年には無理だろう。

そういつも思うこともあるのですが

先週もそうでしたが

実際にやってみると想像以上に理解してやれてしまいます。



勝手に可能性を決めつけずに

『不安』『注意』『やる気』で向き合う姿勢を作り

緊張感と解放感のバランスを調和させ

正しく能力を発揮できる環境を作っていきましょう。


今日のMVPは、、、生&諒祐!!

生:7

止める、蹴るの基礎が上手くなりました。

特にトラップはレベルアップしましたね!

キックもどんどん正確に蹴れるようになってきています。

いつも年上の選手達とやっているので

上手くいかないことも多いですが

生の良いところは決して諦めずに頑張れるところ。

いつも盛り上げてくれる仲間にも恵まれています。

これからの成長が楽しみですね。


諒祐:7.5

右足の基礎レベルはこの年代ではトップクラスです。

J下部の選手にも負けないレベルです。

ポジションニングも良く

数的優位のポゼッションでは殆どロストしなくなりました。

精神的にも強く弱いところを見せないですし

プレー中に感情的になることもありません。

ピッチ外ではいつも明るく元気で

みんなを笑わせてくれますが

ピッチ内ではとても冷静でクレバーなのが諒祐の魅力ですね。




ペルージャジャパン

河井

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