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曖昧な表現に慣れてしまうと

執筆者の写真: perugia japanperugia japan

今学期、最後の千葉印西校になりました。


最後なのでみんなに楽しんでもらえればと思い

少し基礎トレーニングをしゲームを長めに行いました。


難しいことは抜きにして

思いっきりボールを追いかけて楽しそうにプレーできていましたね。


最後のスクールでしたので

この1年間彼らを見てきて思ったことを書こうと思います。


印西校の選手達は本当に純粋で真っ直ぐで

言われたことは一生懸命やってくれますし

指導していて全く手のかからない選手達です。


一方で、自分の考えを表現することが苦手で

誰かの顔色をうかがって曖昧な表現になりがちだとも感じます。

そして、曖昧な表現に慣れてしまうと

思考も曖昧になってしまいがちです。


例えば今日のスクールの中でも

「○○はどう思う?」と問うことがありますが

フリーズしてしまうことが多くあります。

これらの多くの要因が「考えていない」ということにあります。


では、なぜそうなってしまうのか?

原因は我々大人にあると思います。


子供は常に選択を迫られて成長します。

例えばイタリアでは

イエス・ノーを明確にすること

自分の考えを表現することが常に要求されます。


しかし、日本では親が子供をあまりにコントロールし過ぎてしる傾向があり

愛情が故ではあるのですが

子供達の意見を尊重されることが少ないように感じています。


もっと子供の意見を聞いて

それが間違った選択であったとしても

見守ってあげる寛容さが必要ではないでしょうか。

ここにアプローチしていかなければ

「考える力」を伸ばし人格を形成していくことはできません。


このように、決める習慣を積み重ねていくことで

子供は徐々に「自分は何者であるか」「何が得意なのか」「何をしたいのか」と

個性を確立していくことができるのではないでしょうか。


今学期もスクールに通って頂き本当にありがとうございました。

新学期からもどうぞ宜しくお願い致します。




ペルージャジャパン

河井

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