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執筆者の写真perugia japan

失敗しても良い環境

フィジカルトレーニングを行いました。

先日、リーグ戦で強いチームとの試合がありました。

ボールを支配される時間が長く

ポジショニングを修正する場面が多くありましたが

最後まで運動量は落ちなかったし

体力的には互角に渡り合えていたと思います。

また、守備のところの強度も高く

技術的な差は大きかったので

現時点では守りようのないプレーもありましたが

その前に試合をしていたチームと比較しても

我々の方が粘り強く組織的に守れていたと思います。

毎週、フィジカルトレーニングを行なっていることで

試合に良い影響を与えていると感じました。

ただ、この試合のように

大事な場面で力が発揮するというメンタル的な点においては

課題が残りました。

プレッシャーのない相手に対してのパフォーマンスは全く参考になりません。

大事な局面において

どれだけ自分の特徴が出せるのか

神経質にならずに、臆せずに

いつも以上のプレーを出す為には

普段のトレーニングから120%で行うことや

取り巻く大人が常に自信を持たせて上げることが大事だと思います。

子供は状況を冷静に受け入れることができません。

アドバイスや指摘の仕方によっては

気持ちの向く方向がネガティブになります。

子供が失敗して親の顔を見るようになったら

それは非常に良くない状況です。

今回、イタリアへ行った際に

ペルージャのトレーニングセンター内に

保護者が入れないようになっていました。

その理由を聞くと

「親が子供に余計なアドバイスをしてしまうと選手が育たない」と言っていました。

育たない、というのは、心のことを指しているのだと思います。

ペルージャのコーチ達のアプローチを見ていると

選手達が「失敗しても良いんだ」と思えるような環境を作っていて

堂々としていて、萎縮することはありません。

大事な場面で「俺ならできる」と思わせてあげられるように

子供達に自由にプレーさせてあげてほしいと思います。

常にポジティブな面を拾ってあげて

「俺ならできる」を育てていきましょう。



ペルージャジャパン

河井

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