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執筆者の写真perugia japan

習慣

対人強化クラス。


徹底してボールタッチのトレーニングを行いました。

対人強化クラスのトレーニングは

その殆どがドリル的要素が強いもので

感覚的なことを良くしていくので作業になるので

如何に回数をこなすかということが焦点になります。


ただ、同じ動作をひたすら繰り返すというのは

単純作業であり

しかもすぐには上手くならないので

選手達の集中力も落ちてきます。


タイミング良くコーチングを入れることがポイントになってきます。


同じトレーニングをしていても

ちゃんと聞ける選手と

そうでない選手で成長曲線は変わってきます。


なぜ「聞く」ということに差が出るかを考えていきたいと思います。


1つ大きく言えることは「習慣」です。

日頃から耳からの情報にアンテナを張って考える習慣のない子供は

頭を使って聞くことができていません。

これはサッカー以外でも全てのことに関わる重要な問題です。


私がペルージャユースに入った当初

イタリア語が全くわからず

戦術的なトレーニングでは、

言葉の通じないので外されることが多々ありました。


試合に出れないことの焦りや不安

どうしてもトップチームに上がりたい気持ちから

日本でプレーしていた時の比にならないくらい

監督の言葉や仕草に見逃さない様にしていました。


すると、不思議と監督の伝えたいことの意図や

トレーニングの内容が理解できました。

これは常にアンテナを貼って「こうかな?」「ああかな?」と

頭を休めることなく使っていたからだと思っています。


もう1つの理由は

「目的を持って」の取り組めているか

というところが挙げられると思います。


多くの子供達は「プロサッカー選手になりたい」と口にします。

その気持ちを全力でサポートします。

それは保護者の皆様も同じだと思います。


どこまで本気かという問題もありますが

子供達は純粋で本気です。

ただ、本当に「プロ」になるにはどのような取り組みをするべきか

理解できている選手は殆どいません。


プロになるという「夢」ではなく「目的」があれば

必然的に取り組み方法を逆算的に考えることになります。


ペルージャ(イタリア)で言えば

ジュニアからトップチームまで

同じ場所でトレーニングを行います。

毎日憧れのトップチームの選手達のプレーを間近で感じ

プロになればどれだけ稼げて

どんな生活が待っているのかを子供の頃から理解します。


当然、その目的を達成するためのトレーニングとなれば

「聞こえているだけ」の状態になることはありません。


もちろん、学校生活を含め

単純なコミュニケーション能力としての「聞く力」の差はありますが

サッカーで高い熱量を持つことができれば

自然と目的志向の中で「聞く力」を養うことができるのです。


「うちの子はちゃんと聞けているんだろうか?」

「もしかしたら理解してないんじゃないか?」

と、心配になった方もいらっしゃるかもしれません。


「ちゃんと聞かなきゃだめだよ!」ではなく

プロサッカー選手になるにはどうしたら良いのか。

ここを真剣に一緒に考えると良いかと思います。


5年後、3年後、半年後と順番に目標を落とし込んでいくと

普段のトレーニングの大切さに気づけると思います。


そこに気付いて本気になれれば、

聞くことなんて簡単です。

親やコーチが送るアドバイスも聞きたくなるはずです。


目標をリアルに感じさせて、目的を持って取り組む姿勢がいかに大切か。

僕達大人は「聞かせる」のではなく

「目標を持たせる」ことが役割であって

それが子供達の大きな成長に繋がります


今日のMVPは、、、海凪!!👏✨


海凪:7

対人プレーの中で間合いが良くなってきました。

まだ少し間合いが近い時がありますが

意識して間合いを取ろうとするのが伝わってきました。


大峨:7

ボールタッチに課題はありますが

勝ちたいという欲求でボールを前進させられています。

リズム感をつけて、ボールとの親和性を高めていきましょう。






ペルージャジャパン

河井

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