PERUGIA Lab
PERUGIA Laboでは全選手に遺伝子検査を行い、栄養学のプロアドバイザーによるカウンセリング(zoom)を受けて頂き、遺伝子検査の結果をお伝えした上で自分の身体に合った食事の取り方をお伝えします。
選手達は①速筋タイプ、②中間タイプ、③遅筋タイプに分類し、より効率よく確実に成果を上げる為にそれぞれのタイプ別にカテゴリー分けを行います。
トレーニングは筋繊維のタイプによって異なり、全てがオーダーメイドされたものを受けて頂きます。
ペルージャジャパンは日本の数あるスクールの中で最も科学的なアプローチをしているサッカースクールです。
スポーツの中で起こりえる様々な感覚を言語化する為、2年前よりGPSに用いてあらゆるトレーニングのデータを取り始め、トレーニングの質の向上と選手達の成長の推移について研究してきました。
そこで、同じトレーニングを同じ量行ってもなぜ伸び率にばらつきが出ること、中には全く伸びない選手もいることに疑問を持ち、その原因は何によるものなのかという疑問を持ちました。
解決のヒントをくれたのは遺伝子分析栄養プログラムを取り扱う株式会社キーマイン代表 取締長峯誠氏でした。キーマインではYourPROという遺伝子情報を元に選手の目的に合わせたオンリーワン栄養プログラムを提供するアスリート向けにサービスを行なっております。
R×R=RR型(瞬発・パワー系)
R×X=RX型(中間系)
X×X=XX型(持久系)
人間にはの3タイプが存在し、RR型は瞬発系・パワー系の一流アスリートに、XX型は持久系の一流アスリートに多いと考えられています。遺伝子を調べることが目的ではなく、活かすことが大切であるというお話を聞き、より正確に選手育成の感覚を言語化する為に遺伝子情報が活かせるのではないかと考えました。
「今、行なっているトレーニングはその選手に本当にあっているでしょうか?」
これだけ多くのスクールがある中で自分に合ったスクールの選択はとても難しい。
自分の特徴に合っていないスクールでいくらトレーニングしてもそれはとても不効率です。
極端に分かりやすく例えるならば、遅筋タイプの選手にスピードを必要とするサイドアタッカー的な役割のトレーニングを繰り返すのは効率的ではないと考えます。
逆に、速筋タイプの選手をスプリント回数の少ないプレーをさせるのも特徴が活かせません。
遅筋タイプの選手はドリブル突破に時間を割くのではなく、長い時間一定のスピードで動ける特性を活かしたセンターバック、センターハーフのような役割の、細かなポジションの修正を繰り返し行い、空間を把握して予測する力を伸ばすトレーニングが効率的です。
速筋タイプの選手は瞬間的なスピードが出せる特性を活かして、サイドアタッカー、サイドバックのような役割のスプリント回数の多いトレーニングで力を発揮します。
また、中間タイプの選手はその両方をバランスよくトレーニングし、より多くの選択肢を残した中で自分の個性に合わせた方向性を定めることが重要だと考えます。
当然、基礎的な技術はどのタイプの選手にも必要で、上記の例えは極論的ではありますが、早い段階から自分の『個性』を知りより選手としての可能性を高める為に効率的にトレーニングすることが、日本が課題としているスペシャリストを生む上で最も大切なことだと考えています。